2012年8月29日水曜日

QY70

第一回グラム、第二回ブガルーときて、今回のお題は80'sディスコ。ディスコ行ったことないしクラブ音楽も全然聴かない。アウェーィ

メンバーの都合で、発表は9月2日となった。一日延びた!とはいえ締め切りまで一週間切ってる。

進捗具合は…
色々書いてるノートを見てみると、8月21日に着手していて、現在までに大体の曲の感じは出来つつある。けど、頭の中で鳴ってるあやふやな音と、ノートに書かれた歌詞とかアイデアがあるだけ。これから数日でこれらを音に直さなくちゃならない。大丈夫かね?

ひとまずディスコなので、ドラムは打ち込みか?という雑な把握でいるけど、打ち込みはほぼ未経験なんである。ベースもしっかりと聴こえるのが理想やけど、家のエレキベースはことごとく絶不調なので、こちらも打ち込みになってしまうんか、と何となく思っていた。そんな気分の先週木曜日、何故かバイト先にYAMAHA QY70という初代ゲームボーイみたいなシーケンサー(音源てんこ盛り)が転がっていたので、ダメもとで借りてみた。取説もアダプターもないし、ちょっと本体割れてるし、バックアップ用の内臓電池切れてるし、ほんまにダメもと。しかし未知の90年代のハード機材、狙っても出せない絶妙なダサさに若干ときめく。このときめきが消えるまでにある程度使えるようになりたい。

内臓電池交換はネット上に情報いっぱい上がってたので難なく交換できた。コンビニにも売ってるCR2032というボタン電池。取説もYAMAHAのサイトから無事ゲット。しかし情報量が膨大(音源リスト68ページ!、ベーシック編92ページ!!、リファレンス編181ページ!!!)過ぎて大変。ハードシーケンサー自体初めてやから斜め読みも出来んし。締め切り一週間前にこんなとこに時間費やして大丈夫なのか大丈夫じゃないのか。読みながら焦燥感募る。

以下QY70への理解と疑問を列挙す
●大きく分けてソングモードとパターンモードがある。これは間違いない

●ソングモードは実際に一曲通してイントロからアウトロまで、全パートに完璧に演奏させるのを目指すモード。のはず
●ソングモードにはパターントラック/コードトラック/テンポトラックという、楽曲制御の基本って感じの3トラックがまずあって、それとは別に、主にメロディパートを鳴らす為のシーケンストラックが16トラックある。多分合ってる
●パターントラックに数小節程度の断片(パターン)をお好きな順に配置することで、(特にリズム隊、和音楽器などの)まるまる一曲分のバッキング作成がラクラク出来る。はず
●コードトラックに作成する曲のコード進行を入力することで、コード面で曲の進行を司ってくれる。パターントラックへのコード進行の指示を出すトラックと考えられるので、音そのものは鳴らない。はず
●テンポトラックは、途中何小節目からテンポ落とすとか、そういう情報を入力して、曲中のテンポチェンジを司ってくれる。もちろん音は鳴らない。はず

●ソングモードに対置されるパターンモードで作成するのは、ソングモードのパターントラックに断片として並べる為の数小節のパターンのストックである。はず
●パターンモードには膨大な量のドラム、ベース、サックスやらフルートやら…のフレーズパターンがプリセットされていた。これも間違いない。
●ソングモードのパターントラックは、トラックとしては1トラックだが、パターン自体に8トラック分の音を鳴らすことが出来るので、シーケンストラック16トラックと合わせると、実質24トラックになる。はず。

ギモーン
●パターントラックのプリセットフレーズ聴いてて「使えるけどバスドラをシンコペにせないかん」みたいなパターンがあった時、「ほんじゃぁステップ録音ってやつでこいつを上書きしたらよい」と思っても「プリセットなので無理です」みたいなメッセージが出る。一部分直してほぼそのまんま使いたいフレーズやのにもったいない!ってことが起こる。
●で、「じゃあそのプリセットフレーズに使われてる音色使って全部手打ちしたらよい」と思っても、プリセットフレーズ名はあくまでフレーズ自体の名前であって、使われてる音色の名前が分からんので、アホほどある音色リストから耳だけを頼りに探すハメになって、面倒になってやめてしまう。
●パターンモード、ソングモード共にキーを設定出来るようになってるけど、例えばパターンモードでDキーで作ったパターンを、Cキー設定のソングモードに配置すると、移調してくれずガッチャガチャになってしまう。
●ソングモードのパターントラックに配置したフレーズは、ほんまにコードトラックに入力したコード進行に追従して鳴ってくれるのか。
●ラインアウトがステレオミニフォンしかない。

どれも取説熟読したら解決しそうな感じやし、帰ったらここらへん確かめたいけど、締め切り前にこんなんやってて大丈夫なんかな。

2012年8月6日月曜日

つづけ、なつやすみ

7月はとうに終わってしまった。前の日記からも半月経ってる。はやぁ

その間

ライブハウスで一人でやった 7月25日
ライブハウスとブッキングについて再び熟考せなあかんくらい人がおらん。観に来てくれたリーさん松ちゃんに感謝!あんなんノルマ満額払ってたら死んでしまうわ。でもやっぱり客席に知らん人が全然おらんって状況はイマイチ元気が出ない。商店街の七夕まつりでやった時の方が歌ってて断然気持ちよかった。見知らぬ人、別にライブハウス行かんような人に聴いてもらうのが相当気分ええのかも。あ、七夕まつり後日談。七夕まつりに来てた人が自分の歌を良かったと言ってくれていた。後日、会場だった自転車屋に、当日の写真を現像して持って来てくれたらしい。あの日歌を聴いてた誰かがイイネ!て思ってたって事が大概嬉しいですが、こんな風に自分に戻ってくることは滅多にないからほんまに嬉しい。こういうのを燃料にして生きたいんです。写真もありがとうございました。ああ直接聞きたかった。

バーベキュー行った 7月26日
桂川を渡る道路の温度表示も38℃越えの真夏日やったけど、橋の下は風が流れてて気持ちよかった。バーベキューとか全然せんから、意外な過ごし易さにびっくりした。そらみんなハマるわ。自転車の荷台にほぼ全てのBBQ用品を積んで炎天下を走るHRNさんは相当頼もしかった。昼前からずっとビールや発泡酒飲んでたけど、アルコールが汗になってヒューと風に流れていくみたいで嫌な酔っ払い方せんかった。酔ったみんなも面白かった。

サポートのリハはじまった 7月26日
友達?いやバイト先のセンパイ?が秋口にワンマンライブやる。自分なら日和ってしまうような内容。サポートといえどそろそろ本気出さなヤバいんちゃうかと思い始めている。演奏する曲も、自分の手が届く範囲をはみ出してるから、どうやってねじ伏せたらええのんか。もっとどうでもいいことまでみんなで喋ったほうがええ気がしてきた。バンマスは今映画の撮影でトーキョーに行ってしまっている。

和歌山へ 7月29日
名古屋帰りの友達に拾ってもらって、夜道をぶっ飛ばして友達の地元和歌山へ。明け方到着、昼前に起きて和歌山のええ所をあちこち連れ回してもらう。南へ下る国道42号線とか岬へ向かう細い山道を走りながら、友達はこの8月に出す全国流通の初めてのアルバムをカーステレオで聴かせてくれた。めっちゃ良かった。どの曲も日本語のロックンロール、それでいて馬鹿っぽい紋切り型には陥ってなくて、ブルース進行にかまけた曲とかひとつもなかった。ルースターズのファーストとかにあるような、どこで切ってもルースターズのファーストや、っていうまとまり感を見事に捕まえていると思う。ナイスディレクション!しかもコレ全部自分らでやったんやからほんまにすごい。バンドをやる意味はこういう感じを出せるか否かってところやと思う。リピートで再生しながら和歌浦のバグースへ。ほんまにほんまにええところ。岬の山道から、旅館の脇を下る細い階段(真夏の抜け道!)がそのまま海につながっていて、浜辺に着いて振り返ると旅館の1階(あるいは地下3階?)部分が開けっぴろげなカフェになっている。その日はイベントをやっていて、砂浜にも椅子やテーブルを出してくつろいでいた。夕暮れの和歌浦と遠くの街灯りと海風と音楽と大きな月とコーラと潮騒と…。感激し過ぎて帰りたくなくなってしまった自分はコーラの空き瓶に和歌浦の砂をギッチリ詰めて持って帰ってしまった。夏の間にもう一度行けたらええなー。

この階段を下ると

完璧な夕方


作曲家クラブ再始動した 7月31日
会長のリターンズで再開。お題は80'sディスコ。締切りは夏休みの宿題にちなんで8/31。発表は9月1日。今度こそ早期着手を。

友達がフジロック出てた 7月末
なんとなく毛嫌い(こういうの多い)してたフジロックフェスティバルに、大学時代の友達のバンドが出た。ルーキーアゴーゴーというステージで、音源とプロフィール写真のみを材料に、毎年すんごい数のバンドが応募するらしい。去年10インチ出した時も、やりよったー!と思ったけど、相変わらず飛ばしている。すげぇ。西院フェス初日の夜に一緒にお酒飲んで色々話聞かせてくれた。いままでは観たいバンドちっとも出てへんのに入場料何万も払えるかボケぇ!と思ってたけど、遠くで音鳴ってる原っぱでゴロゴロしたりすんの楽しそう。近場でそういうの、もっとチープなやつやってないんかな。

西院フェス観に行った 8月5日
二日目の春日神社に奇妙礼太郎とか、ふちがみとふなとが出演するので観に行った。神社の裏口で涼んでる時にふちがみとふなとが始まって、小学校のフェンス越しに聴こえては空に消えてく歌が良かったのでしばらくそのまま座っていた。こういう野外ライブも音楽聴取のひとつのあり方に過ぎないと頭では分かっているものの、ライブハウスって閉じた寂しい場所やんなぁとか思い出してしまう。ライブハウスにしかない良さも知ってるはずやけど。そのどっちもでピカーンと光る歌や歌い手は最高やと思う。日が暮れかけて観た奇妙礼太郎もめちゃ良かった。タンバリアって曲とか、音源と違ってエレキでR&Rのリフを前面に押し出してテンポ上げてた。音源そのままでも全然バカウケしそうなロケーションやのに、かっこいい。

とはいえこういうお祭、特にメイン会場ともなるとそこで鳴らされる音楽は公約数の大きいものになるんかな、と全体を見て思った。なるべく大勢の人が楽しくなれる音楽。なるべく大勢の人が踊れる音楽。陽気で、難解でなくて、人畜無害で…。ニューオリンズっぽいジャズ、ジャグバンド、ブルースとかファンクとか、3コードあるいは一定のコード循環の反復、英詞で歌われる曲も少なくなかった。まわり見渡してもみんな楽しそうに踊ってる。自分もそういうの大好物、なんやけど、それ以上にへそ曲がりなんか?でっかい教室に放り込まれたような気分にもなったりした。おれ窓際の劣等生イェー。イヤなら帰ればー、みたいな短絡思考はいかんいかん。最高の中に最低があったり、最低の中に最高があったりするから。自分だって大音量で鳴ってる音楽を楽しみながらこんなこと考えてたわけやし。