2012年10月29日月曜日

ろーど・とぅ・いちじょーじ

ドタバタの一週間が終わった。その締めくくりが昨日の一乗寺喫茶「のん」での弾き語りライブだったわけやけど、ライブ一本やるのに何故こんなにもドタバタしたかというと…

小さな喫茶店での弾き語りライブ、全部で3組の出演者も近しい人たちばかりってことで、リーさんに誘ってもらった時から「1曲でも何か一緒に演れたらいいな~」とか思ってて、しかしなかなか妙案浮かばぬままライブまで1週間を切ってしまっていた。自分の歌を精一杯歌えればそれでよいか~、とも思えたので、特に落胆するでもなく。

で、先週の月曜日、閃き(いや閃き未満の心の機微)があって、ちょっと「あッ」となる。武蔵野タンポポ団という大好きなバンドに「サンフランシスコ湾ブルース」という大好きな曲があり、そこで歌われる「一緒に歩こよ吉祥寺の町を」 という一節を「一緒に歩こよ一乗寺の町を」に替え歌したらオモロいな~(一乗寺の喫茶店で歌えたら最高やないか…)という思いつき。


で、火曜日にフィルムカメラのデート用電池交換なんかでブログ更新してることからも窺えるように、火曜日のお昼くらいまでは「まだ絵にも描いてない餅」のようなものだった。が、その後もう一度ユーチューブ見て久々にサンフランシスコ湾ブルースを聴くにつれタンポポ団が醸し出すジャグバンド感が最高に思え、「こりゃーやらなあかん」と決意。そしてもし叶うならブルースマナーな「女が出て行っちまう歌」から歌詞を変えて、身の丈にあった歌に直したいと思った(罰当たり!)。ほんで歌詞も出来上がってないのに勢いだけでリーさんに電話、金曜日のお昼にどっかで軽く音合わせしよか~、と快諾してくれる。これで弾みがついた。えいえいえい、歌詞を考える。同一メロディの違う曲になってしまっても面白くないので、歌い出しとか要所要所でタンポポ団のオリジナルの歌詞や押韻を踏襲しつつ、「町を出て行ってしまった友達の歌」にする。無邪気に再会を望める友達というよりかは、一緒におるだけでヒリついてしんどかったりして、離れてちょっとホッとするような、でも忘れられへん友達の歌。「おらが町、一乗寺」じゃないからこそ、たまに行くと思い出すんですなー。

【録音ふんとう記】
そして水曜日、曲が完成したら何としてでもCDにして一乗寺に持って行きたいなどと思い始める。今思うとだいぶ舞い上がっている。ものづくりハイ?バイト中もそればっかり。で、何行かだけ歌詞を残し、深夜2時、バイトから帰宅後録音を始める。「第三の男」のテーマ(エビスビールのオリジナルCMソングだと思ってたわ)を間奏に挿入するアイデアが浮かんだり、オーバー入力してしまったギターソロが偶然イイ音で録れたり、ものづくりハイな時間が続く。

そのまま木曜日の昼になりバイトに15分遅刻してしまう(これだけはやったらアカン)。なんとか20時までバイトして、そのあと21時からスタジオ。もう一人の共演者松ちゃんと音合わせする。ここではまだ「一乗寺」合わせられず、松ちゃんが当日の演目に入れる予定のカバー曲を練習した。

金曜日は丸一日休み。でもちゃんと起きる。CDに「一乗寺」1曲だけだと味気ないかな?と思ったので、前回の作曲家クラブに出品した「あくる朝」との2曲入りにしようと決意。朝イチから「あくる朝」の手直し、具体的にはマンドリンを新たに加えて、靴音のトラック消してミックスやり直した。
昼過ぎ、「一乗寺」音合わせを口実にリーさんと鴨川で落ち合い、夕方までベンチに座ってギターを弾いたり歌ったり喋ったりして遊んだ。ええ昼下がり。

その後、河原町今出川のスタジオスーに駆け込み、その場で個人練を取ってCDに入れる2曲の歌を録音。スタジオ一部屋借り切っときながらMTRに向かってセコセコ歌うのには毎度躊躇する。しかも今回はライブにも使われてるデラックススタジオやった。17時半から借りて、なんとか19時までに終わらせる。1時間半だけ借りられるっていいなと思った。

で、そこから出町柳の駅前駐輪場にチャリ止めて叡電に乗り込む。「一乗寺」のSEに叡電の車内アナウンスとか踏み切りの音を入れようと閃いてしまっていたのだ。鞍馬行きに乗った一回目の録音は失敗、しかも叡電はワンマン運行なので電車を降りる度に運賃持ってかれる!おれこんな時間になんで宝ヶ池駅にいるん?とか思いながらもう一度出町柳行きに乗り込んで録音。おまけに車内アナウンスはノイズが多すぎて結局使えなかった。一乗寺の踏切待ちの音を使うことにする。

帰宅後、MTRに録音した歌声をDAWに流し込んでミックス。ここらへんでイッチョ試しにCD-Rに焼いてみよー、と、用意していた8cm(昔のシングルCDの大きさ)のCD-Rをパソコンが認識しない。筋入り茶封筒に8cmのCD入れてジャケットにするというアイデアが一瞬にしておじゃんになる。だがへこたれない。CD-Rは一般的な12cmのものを使って、A4用紙1枚からええ感じにジャケットを作ることにする。

かおるさんにお願いして、一乗寺踏切の風景と、自分の似顔絵を描いてもらう。ちょっと笑える感じの、でもふざけてるワケじゃない感じの絵が出来上がっていた。このバランスがめっちゃ絶妙。どうでしょう??スキャナーで取り込んでウィンドウズのペイントとかGIMPでトリミング、なんちゅうやり方やねんとツッコミながらOpenOfficeのエクセル的なやつに貼り付けいく。オールフリーソフツ!封筒ジャケだったら、ジャケ(封筒)以外に歌詞カードもデザインせんとあかんけど、A4用紙1枚をジャケにするので、裏面を歌詞カードにすればいい。翌日昼勤なので歌詞カードは未着手で寝る。

土曜日、18時までバイト。ライブに向けて最後の個人練習を19時から予約してるが一旦烏丸高辻の文具店へ。A4用紙1枚で作成するジャケット、A4用紙を単に折ってるだけなので、何らかのカタチで封をしないことにはバラけてしまう。そこで閃いたのが「玉ひも」というやつ。自分も名前を知らんかったけど、封筒なんかで、紐を玉にクルクルっと巻きつけて封するやつ、あれ、あの部分だけ。昼間思いついて市内あちこちの事務用品・文具店に電話したら、一軒だけ、TAG本店に在庫があった。ラッキー!しかし在庫数は2パック(4組×2)のみ。で、バイト終わって行ってみたらレジのお姉さんが「半年以上取り置きしてる在庫があるのでよかったらどうぞ」って、なんてラッキーなんや。

19時から西院で個人練習。21時からは松ちゃんとも合流して、「一乗寺」含めた合奏レパートリーの練習を1時間。こらいけるで~、と帰宅。録音のミックスの仕上げと歌詞カード作り。何に時間が掛かったとか、そもそも何をしてたのかとか、あんまり記憶にない。北陸から取寄せたA4わら半紙をプリンターに突っ込み、壊れないかヒヤヒヤしながらジャケットを刷った。とにかく、朝6時に全部終わる。アイデアが浮かんで歌詞を作り始めてから5日、やれば出来るらしい。ふー。

ええ感じのイラスト。印鑑も効いてるわァ


そしていよいよライブへ。書きたいこと山ほどあるが、今朝より見事なタイミングで風邪を引き始めてしまって、今日はこれ以上パソコン見るのやめとこう…。喫茶のんも、無事降り止んだ雨も、みんなのライブも自分の演奏も、お客さんとの会話も、打ち上げで食べた焼肉も、総じてすばらしい一日でした。

2012年10月23日火曜日

コニカC35デート電池交換

ちょっと前に実家の仏壇まわりを掃除してたらひょっこり出てきたいかすやつ、コニカC35MFD。



あれからフィルム2本分を撮ってみて、仕上がったプリントを見る限り、絞りもシャッタースピードもピントもストロボも、素人目には大丈夫そうに思えた。ただ基本的に(フォーカスロックを使わなければ)ピントは中央の一点のみに合うようになっているので、そのことを忘れて被写体を端っこに寄せて撮ったりすると、背景ばかりにピントが合ってしまって、失敗写真が出来上がる。要するに「イモっぽい構図(日の丸構図)で撮ってよ~」という、カメラからの要請。イイネ

で、そんな愛らしさをさらに加速させるオートデート機能(写真の右下に 86 10 23 とか印字する例のアレ)があって、その電源となるボタン電池が切れたままだったのだ。通販で注文したCR2320が今朝届いたので、早速交換したいと思います。
デート用電池が切れてる状態
用意したのはCR2320ひとつと、ほそーいプラスドライバー。
もうパナソニックも作ってないから輸入品
百均メイドの精密ドライバー
ネットでの下調べによると、裏蓋内部の7本のネジと、裏蓋外側デート設定カバー内部の隠しネジ1本のネジ、計8本のネジを外してやると、ようやくボタン電池に辿り着けるそうな。まずは裏蓋内側の7本のネジを外しにかかる。

いかにも繊細といった感じで畏れ多い
これと同じネジが7本ある
ちっちゃいので紛失注意
次、そのまま裏蓋閉めて、今度はデート設定カバーの隠しネジへ。このカバー、普通に外れるやろ~とタカをくくってると全然外れなくて不安になる。ネット上を彷徨ってようやくコツを発見できた。写真にあるように、カバーの中ほどをドライバーなどで軽く持ち上げながら引き抜くと外れてくれる。そして隠しネジあらわる。うわ~ワクワクした。
手でやっても全然外れないカバー 
これで外れる。凝りすぎじゃないか
隠しネジあらわるの巻

で、隠しネジを外すと、パカっと裏蓋の裏蓋が外れる。おるおる、ボタン電池おる!
液漏れとかなくてよかった
BR2320→CR2320、サイズもぴったり

で、新しい電池を入れると、早速表示窓に日付が出た。嬉しい。今日は1980年の12月1日。

液晶もキレイに表示されてる

配線とか基板とかコワイので、先ほどまでの手順を逆に、早々に蓋を戻す。で、デート設定ボタンをドライバーの先っちょで優しく押していくと、みるみる時は流れ2012年10月23日になりました。98年の設定とかで写真撮るのぜったい流行るわ~



P.S.
作業を終え、元々入っていたボタン電池をまじまじと眺めてみたところ、CR2025と書いてある。ああん??本来BR2032じゃなかったか。3Vで大きささえ合えばどんなボタン電池でもいけるってことかな。CR2025でいけるなら通販せんでよかったわ!
ん?



2012年10月19日金曜日

丸太町と今出川

7月の三条会七夕祭りとウーララ以来、久々に人前で歌う。大勢の人の前でギターを弾いた後であれ、けっきょく人前で歌うのは緊張する。まずは告知を!

リーさんが作ってくれたビラ。手描き最高

“丸太町×今出川”
10月28日(日) 15時から
於:京都市左京区一乗寺 喫茶のん
1000円

個人的に喫茶のんで歌うのは感慨深い。叡電の一乗寺駅前を東西に走る曼殊院通り沿いにあるので、同じく曼殊院通りにある恵文社や萩書房へ行った帰りなんかによく寄っていた。のんで知り合ったお客さんのライブをのんに観に行ったり、マンドリン同好会というイベントで弾き方を教わったり、ちょくちょく遊びに行っていた。店のおばちゃんおっちゃんもえらい気さくな人で、当時歌うなんてありえなかった(かつバンドもなかった)自分に、「あんたはよ歌いーな」とか色々言ってくれて、まぁ会話のひとコマやけども、「あぁいつか自分の声で歌いたい」と思ったことを今でもこうして覚えている。それからは行こうかなと思って通りかかるとタイミング悪く閉まってたり、一乗寺方面に行くことが少なくなってしまったり、なんだかんだ2~3年行っていなかった。おばちゃんおっちゃんは自分のこと覚えてないと思うけど、やっとの思いでのんで歌えるので楽しみ。リーさんありがとうございます。レペゼン丸太町リーさんと元今出川ズの二人が一乗寺の喫茶店で出会うのです。

自分は今回もエレキの弾き語りで、歌声は多分マイク通さないので色々と考える。この前の日曜日に西院ストラクチャーで観た片っ端(リーさん中西彦介さんの二人組)の演奏ではリーさんがピグノーズ直で相当かっこいい音を出してた。が、もしかしたらエレキギター1本だけの弾き語りのバッキングにピグノーズは歪み過ぎるかも。なんかいいやり方ないやろか。どっちにせよ、ハキハキと大きな声で歌わんと。

2012年10月8日月曜日

第四回作曲家クラブ

なんだかんだで今回もメンバー全員ちゃんと作ってきた。すごい。

前回の日記のそれから、を。

金曜日
昼勤あがりにスタジオへ。個人練が取れたのが20時~21時だったので、直前まで西院の喫茶フロントで歌詞を考える。歌詞を考える楽しみっていうと、譜割りにぴたッとはまる歌詞が思い浮かぶことももちろんやけど、ふと浮かんだ言葉ひとことに引っぱられて、退屈してた物語の展開とか結末だとかが一気に別の地平に開ける瞬間があって、その瞬間は周りの景色が霞んでしまうほどだったりする。その言葉だけを取り出したら別になんてことないひとことやけど、さっきまで作ってた文脈に放り込むと一気に化学変化を起こして別のものになってしまう様な、言葉のすごいところ。もちろん歌詞に掛ける時間の大半は「絶対出来へんやん」っていうしんどい時間の方が多いけど、それでもそういう瞬間が来て光が差して、そしてその後はまた「つづき絶対出来へんやん」っていうしんどい時間が。一生遊べるんちゃうか。とりあえず、スタジオまでの喫茶店で曖昧ながら歌の方向が「朝」っぽい感じに定まる。

京都最安?スタジオ、西院ビルボードにて。それまでに浮かんでたギターの進行を弾いてみて、実際に歌声を出しながら展開などを考える。一時間しかないので醜声にひるまず歌う。そろそろGキーから離れたいとか思いつつ、やっぱりGは歌いやすいし、おまけにお題のブラックバードもGなので、やっぱGでいいやと思う。スタジオ帰り、まだ全然曲が完成してへんのに西院折鶴会館の立ち飲み屋さん「才」へ行ってしまい、ほろ酔う。そして帰宅後結構すぐに寝てしまう。アホかよ。

土曜日
まずはバイト。バイトあがりの18時の時点でまだ歌詞が完成していない。歌詞が全部ないことには全体の細かい部分が決められないので録音が開始できない。まいった。アパートでぼそぼそ歌っても何言うてるかよくわからんので、前々回から発表会前日にスタジオ行って歌を録る方式にしてて、今回もそのつもりだった。バッキングトラックを流し込んだMTRをスタジオに持っていって歌を録音するので、少なくとも前日夜の時点でイントロからアウトロまでの連続したトラックが必要になる。が、考えてるうちに夜中になって雨まで降ってきやがって、結局夜のうちにスタジオ行くのは諦め、発表会当日13時の集合時間までに全部の楽器と歌を自宅で録音することにした。今回はテーマがブラックバードなので、1本のアコギがあれば十分とも思えたし。じたばたせずに歌詞だけを考える。一行だけ悩ましい部分を残して大体できた気がしたので、ずばり「朝」という曲が入ってるサニーデイサービスの4枚目を聴いて寝る。いつ聴いても最高やなぁ。ちなみに「bye bye blackbird」という曲も入っている。

日曜日
8時起床。アコギの録音から。アコギというか、リゾネーターギターを使ってます。これしか持ってない。ギターのフレーズは数日前から出来てて、歌詞考える際もしょっちゅう弾いてたので難なく録れた。アコギはマイキングが要とよく言われるけど、あちこち試す時間はないので、ひとまず入門書通り、12~14フレットの前あたりからボディ方向へ、若干下向きのオンマイクで録音。

ブラックバードといえば革靴の音かな?とユーチューブ見て思ったので、冠婚葬祭用に買った国産チェルシーブーツ(パチもん)を履いてアパートの床を鳴らす。階下の住人に悪いのでトントントンくらいにしか鳴らせない。録れた音もいまひとつな感じだった。

間奏部分が寂しい。ポールが弾いてるアレ級の必殺アルペジオリフならそれだけで間奏を持たせられるけど、自分のじゃ無理やと気付き、バンジョーを入れる。いつまでたっても弾けないバンジョーをピックで弾く。少し英トラッドを意識、というか後半のフレーズは持ってるレコードのどれかで確実に聴いたことある。

いよいよ歌。布団(イケア製あたたかさレベル5の掛け布団)にくるまって真っ暗の中ハンドマイクで歌う。 普段GキーでD音とか歌うとき、張った声で歌う以外の技量がないけど、アパートで歌うやましさもあったのか、息が抜けたような変な声だった。いつも通り、使えそうなのを2トラック分用意出来るまで歌う。

靴の音がイマイチだったので、奥義「タンバリンをブラシではたく」に手を染める。これはタンバリンを膝にのっけて、ドラム用のブラシでカサカサ叩いたものをオンマイク録音する手法で、この手の曲に相当使える小技。きっちり録って、必殺EQが決まればほんまにええ感じの音が出せる。今回EQのポイントが全然思い出せなかったので適当にしてしまったけど、それでもこのトラックをミュートオン/オフして聴き比べてみると相当効いてるのがわかる。

最後に、音楽作るならいつかやってみたいこと(テープ逆再生とか)ランキング50位以内に入ってた「猫の声を入れる」に着手。黒猫ベティはお腹が空くと上目遣いで鳴くのだが、それをアイホンのボイスメモに録音していたのだった。ブラックバードでも鳥の鳴き声のSEがふんだんに使われているので、ここでやらなくていつやるか、という感じ。ベティの出番は間奏明け、Cメロ後のブレイク部分で大いに美声を聴かせます。

以上、ギター/靴/歌/歌/タンバリン/猫/の全7トラック。基本はギターと歌なのでミックスもラフに終わらせる。薄々気付いてたけど、やっぱりブラックバードにはならない。それこそが和製の醍醐味で全然イイんですけど。フォークとかカントリーとかトラッド音楽をポールがああいう形で出して、それを聴いた日本の青年が再びフォークに戻してしまったような。ではどうぞ



いろいろアクシデントがあったりして、発表会もいつも以上に盛り上がった。今回みんな楽器とかトラック数自体少ないのに、それでもやっぱり三者三様。めちゃ面白い。 その後もライブに行ったり、長い長い一日だった。いま時間がないのでまた書こう。

2012年10月5日金曜日

第四回作曲家クラブ迫る

大舞台の余韻も束の間、あさっての日曜日には第4回作曲家クラブが催される。催されてしまう。
今回のお題は「ブラックバードっぽい曲」。

ユーチューブで聴いた。ええ曲や~。ホワイトアルバムに入ってるらしい。アレ?と思ってアイポッド見たらリマスター出た時にちゃっかり借りてた。



とりあえずええ曲や~っていうのと、コード遣いがややこし過ぎってのと、拍子の取り方が変わってるなぁ、というのが第一印象。では「ぽい」とは?一週間しかないなら無いなりに何とかするのが当クラブなので、「ぽさ」の抽出もファストに終わらせないといけない。

ギター持ってユーチューブを追っかけたところ、何ともええ感じのコード展開の肝は、
/G A /A# B /C C# /D D# / か ら の、Em
と、ギターのベース音が半音ずつ上がってくところ(特にEmの手前)にあると見た。はっきり見てないし耳もそんなに良くないので細かいところはどうでもいいです。つまりブラックバードは2拍ごとにベースが半音ずつ上昇してⅥmに着地するタイプのカントリーだ、という結論に至る(大暴論)。

なので、頭の部分のベース音の上昇を別のカタチでなんとかでっちあげて、最終的に
/C C# /D D# /
に辿り着けたらなと思う。ちなみに恐らくD#はB7の働きをしてる気がする。押さえ方も(6弦側から並べて)【XX1202】。これ5弦2フレット押さえたらB7やもんね。これでEmに行ったらそら気持ちいいわ~。同様にC#はA7の働きをしてる気がする。押さえ方は【X4200X】。これでD行ったらそら気持ちいいわ~。

で、ギターぽろぽろ弾いてると、不意に「暗闇坂むささび変化」に繋がる。というか、上述の理由でブラックバードをカントリーと捉えるなら、ベース音の上昇を
/G F# /E D /C C# /D D# / か ら の、Em
っていう下降~上昇に変換して、アフタービートで演ると「暗闇坂むささび変化」に行けるのかも、とか。こういう夜更けの発見(翌朝見ると大したことない)は楽しい。



そんな風なことを思って眠りに就いたのが火曜日の夜で、水曜日は昼間っからBBQでへべれけになってしまったので手付かず。木曜日、バイト前にちょっと考えるも何も浮かばず。帰宅後は逃げるように眠ってしまった。あの眠気はきっと精神的な逃避願望から来たものやと断言できる。いよいよ後がない金曜日、すなわち今日、今、レジ打ってま~す。

とりあえず20時~21時でスタジオの個人練習予約できたので追い込みをかけたいです。金曜夜はどこのスタジオも活況。いきおいギター持ってバイト来てしまったけど個人練難民にならずに済んで良かった。