2012年11月5日月曜日

ママチャリ改造(パート2)

今年4月、ガッタガタになっていた我がママチャリのボトムブラケット(BB)部分の左ワンだけバラして掃除して、しかしその日はどうにも右ワンが外せず、「近々うまいこと右ワンも外して、BB徹底掃除せなあかんな~」と思ってから半年が経ちました。そしてその半年間も主たる移動手段として毎日乗り続けておりました。ごめんなさいママチャリ…慣れてしまって案外乗れたよ。

で、このたびバイト先のメンバーで宇治あたりまで秋のサイクリングに出掛けることとなり、皆がスイスイ走る横でギーコギーコ鳴らしてたら流石にマズいマズ過ぎると思い、いよいよBB部分の完全分解を決意した次第。

ちなみにボトムブラケットにまつわる私の理解は
自転車直そうぜ の下のほうに書いてある程度で、
本文中で「前回、前回」と言っているのはコレのこと
ママチャリ改造(パート1) です。

以前の日記を見ての通り、前回、左ワン外しの時点で専用工具など無く、あり合わせの工具で無理矢理外したのだった。おまけに今回はチェーンカバーに覆われた右ワンも外す。

【まずはコッターピン抜き】
古いママチャリなので、クランクとシャフトの固定にはコッターピンが使われている。余談ですが避暑地軽井沢で乗ったサイクルモノレールもコッタードクランクでした。
軽井沢のサイクルモノレール
前回、左クランク(~左ワン)取り外しの際に相当苦労すると思われたコッターピン抜き、下調べの段階でバッチリの方法が見つかったので、そこまで苦労せずに外れたのだった。コッターピンよりも一回り大きい円柱をコッターピンの頭に被せてやって、万力で締め上げるという方法。今回もそれに倣って外した。思いついた人、偉大やわ。
この様な円柱と万力を使うやり方


【次に右ロックリング外し~右ワン外し】
ロックリング外しの専用工具(フックレンチ)はあるのだが、チェーンカバー(下写真、赤/黒の金属カバー)と干渉してしまい、どうしたって斜めにしか入らない、つまり使えない。
ちなみにチェーンカバーは右ロックリングで固定されている。チェーンカバー外す為に右ロックリング外す為にチェーンカバーが邪魔やないか!なんちゅう入れ子構造や!
とりあえずノミのような物をロックリングの凹部分に引っ掛けて、金槌でチョイチョイ叩く。右ワンは逆ネジってよく聞くけど、右ロックリングはどうなんやろ?と思っていたが、どうやら右ロックリングも逆ネジだった。
この向きで叩くと締まって行ったので、右ロックリングも逆ネジだったみたい
力加減の難しさに気が滅入りそうになりながら、何とか右ロックリングが外れた。
いよいよ右ワン外し。この凹部分にハマる工具が無いのは承知の助なので、再びノミのような物でチョイチョイ叩く。右ワンは間違いなく逆ネジやろ~、と時計回り方向に叩くもめちゃくちゃ固い。
右ワン凹部(奥のやつ)
最終的にクレ556を噴射しながらガンガンどついてようやく外れる。
汚い!あんこかうんこか付いてる!古くなったグリスに錆びやらホコリが付着してこうなってるんやろうけど、中からポロっと鹿の糞サイズのものが出てきて戦慄した。
ヌチャァ
しかし右ワンが外せてひと安心。戦慄と安堵。後は前回と同じやり方で左クランク~左ロックリング、左ワンを外せば、BB部分完全分解となる。

【遂にBB外れる】
外れた。とにかく汚い。4月に行った左ワンのみの分解洗浄~ベアリング交換以来、左ワンだけてシャフトを支え続けてきたはずなので多分ダメージも相当なもの。ていうか8年前に中古で買って以来全く手付かずだったことも踏まえると、相当タフなやつだと言えよう。分解されたBBを眺めながらちょっとセンチメンタルな気分になった。

かっこいい
ほんまはBB自体を交換したいとも思うけど、サイズも測ってないし、コッタードクランクに若干の愛着まで出てきてしまっているので、出来る限り綺麗にして再装着することにする。

【再装着】
バイトの時間が迫ってきたので、ここから写真を撮っていない。左右のワンにグリスを盛ってベアリングを敷き詰め、シャフトを通して車体のBB受けに装着。この際ポイントとなるのが球当たりの感触だった。右ワンは固定とのことなので、締まるとこまで締めてしまってから、左ワンの締め具合で球当たりを調整する。前回同様、左ロックリングを締める際の左ワンの共回りも考慮に入れて締めていく。シャフトを指でクルクル回してみて、ガタつかず、かつスムーズでヌルヌルな感触になればオッケイかと。で、コッターピンを打ち付けて完了!あ、チェーン引き(いや限界まで伸びてるので交換か)までは出来なかった。

試乗の時間も無くなってしまいそのままバイトに行ったのだが、ひと漕ぎ目からめっちゃくちゃスムーズだった。こりゃたまらん。スイー、スイー(無音)。今回、3時間あればなんとかなるって事がわかったので、これからもしょっちゅうバラせばいいと思う。

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