2012年9月30日日曜日

夏、往ぬ’12

友達?いやバイト先のセンパイ?クバユータの磔磔単独公演がゆうべ終わった。そのバンドでギター弾いてんか~、と誘われてスタジオ入り始めたのが7月下旬、振り返るとあっちゅう間だった。

フタを開けるまで誰も予想できんかったくらいの大盛況、大成功でした。最終的に200人を超えるお客さんが来場したらしい。どうもありがとうございました。演出上、バンドは開場から開演までの間、ずっと屋根裏の楽屋でじっとしてて、開演の合図と共に階段を降りてみたら、見たことない景色が広がっていた。客席にテーブル出してたのが唯一の失策かと思える程の客入り。

一般に名の知られてないミュージシャンがそこそこの大バコでワンマンをやるってのは、本当にきわどい綱渡り。単に音楽のことだけ考えてればオッケーってもんではないと思う。実際、首謀者クバっちを筆頭に色んな人たちが、ポスターやチケットをデザインしたりそれを刷ったり、物販CD作ったり、お客さん呼んだりと、みんなで神輿を持ち上げる感じ。自分はマジで友達が少ないのでエレキギターで彩りを…、とか。過剰な美化です。

ライブの出来も良かった。ちょっとしたミスは暖かく受け入れられて、緊張が解れる良いキッカケになった。個人的にはスタジオで重ねたどのセッションよりもテンション高く演奏出来たし、鳴ってる音も良かったと思う。構成ド忘れとか、少し心配やったけどそれもなかった。ギターボーカルとの音の被さりを懸念して自分のギターはちょっと控えめの音で鳴らしてたけど、PAさんが上手くやってくれてるはず。終演後自分に声を掛けてくれた何人かのお客さんに褒めてもらえて嬉しい。ちょっとだけ顔見知りだった高校生の男の子に、ギター教えて下さいとまで言ってもらったことは特に感無量。エレキ冥利に尽きます。

ゲストで参加したバイオリン奏者のエリカさん、サックス奏者の登さんは圧巻のひとこと。プロっちゅうのはこういうことやって感じ。1~2回のセッションで曲のエッセンス抽出して完璧なパッケージにしてしまうという…。楽器そのものから鳴ってるで~って感じの音にサブイボ出た。

いい夜でした。サッチ・ア・ナイトでした。ふと誘ってもらってほんまに良かった。搬出したりその後もちょっとお酒飲んだりして4時くらいに家に帰宅、よしだたくろうの「祭りのあと」をちっちゃい音で流しながら、長引いた2012年の夏を葬ってやりました。

で、明日から10月。忘れてたわけではないけど、作曲家クラブの第4回品評会が7日の日曜日に迫っている。さすがに今回は曲調もコード進行も小ネタも何も準備出来てない。ていうかお題の「ブラックバード」って曲もまともに聴いてない。でも一週間しかないなら無いなりに何とかする、という企画なので何とかせんと。

2012年9月18日火曜日

どっかん(ここは退屈迎えに来て)

大阪の南の外れにある実家に帰りしな、難波のジュンク堂で山内マリコ「ここは退屈迎えに来て」という単行本を買った。 ちょっと前、ツイッター上で誰かがリツイートしてるのを見かけて、何か思うところあったのかそれを覚えていて、1ページ目の始まりが良かったのですぐにレジに持って行った。南海電車で読み始めて、郊外の実家に向かう状況とも相まって大いにハマった。

郊外の町を舞台にした8つの物語が入っていて、舞台となる町や登場人物などの設定がそれぞれの物語に絶妙に連続している。何でもやれそうな気がした10代があっちゅう間に終わってしまって、なんとなくウダウダしてる間に20代後半に突入、自分には出来ないことの方が沢山あるってことや、あんなに忌み嫌っていた画一的な生活スタイルが今の自分にとって快適なものになっていることに気付いてしまった、もう若くはない若者たちが描かれている。自分とおなじ。

一冊を通して、椎名君という登場人物の扱い方が秀逸で、めちゃめちゃ切ない思いを何度もさせられた。ほとんどの物語に椎名君は登場するが、あくまで彼は登場人物として存在し、それぞれの物語、時系列の中で、それぞれの主人公との関係性の中で現われる。主人公目線で描かれたそれぞれの物語を読み進めていくと突然、全く別の文脈に放り込まれた椎名君が現われるという…。このやり方に何度もくらっとさせられた。もしこの小説が、椎名君の時系列に沿った「椎名君の物語」だったら、ありがちな都落ち小説だった。複数の異なる視点から描かれた「椎名君」はこんなに切ない。

実家へ向かう南海電車と、実家から京都へ帰る南海電車~阪急電車で読み終わるくらい軽い文体で書かれていて、めっちゃ読みやすい。現代の文学に殆ど触れたことのない自分にとって、3.11やツイッター、フェイスブックなんかが登場するところも一々新鮮に映った。

あと、映画「サウダーヂ」を観た時にも思ったけど、アンチ画一化!fuckファスト風土!とか頭で唱えながらも、ロードサイドに暮らす当事者たちが、そのライフスタイルを享受し、なんだかええ感じに暮らしているということ(のヤバさ?あるいは希望?)、引き続き。
そう、サウダーヂの後で読んだ思想地図(ショッピングモーライゼーションが入ってる号)でも、東さんがショッピングモールに見出していた許容性だとかに、ほんの少しうなずいてしまった自分もいたのだった。

いまバイト先で本が手元にないけど、他にも現代の文体ならではのハッとする描写がいっぱいあった。普段小説といえば、現実から逃げられるように明治~大正くらいのものを何となく読んでいたけど、同時代の小説って案外面白いのかも~と思った。

p.s.
実家で仏壇まわりを掃除していたら、こんなカメラが出てきた。
無骨な一眼レフでも愛らしいハーフサイズでもなく、80年代てんこ盛りのフルオートコンパクト。

2周まわってかっこいい
フルオートでゲイジツ性を微塵も感じさせず、右下に日付なんかが入っちゃって、ちょっと暗くなったらすぐストロボ使わされるようなカメラって素敵やな~、と思っていたので、箱付きがひょっこり出てきてくれて嬉しい。コニカのC35 MFDというモデルで、長らく続いたC35シリーズの国内最終モデルらしい。おじいちゃんはコニカのことを小西六と言っていた。

京都に帰って単三電池と35ミリフィルムを入れてみると見事にオートで巻き上げやがった。すごい。ただし、重要な要素である日付焼付け部分の電源は単三電池ではなく、裏蓋に隠されたリチウムボタン電池らしく(ネット調べ)、それを交換しないことには例の86' 9 18っていうデートは表示されない。BR2320っていう電池はとっくに生産終了、互換性のあるCR2320は辛うじてネット通販で海外製を購入可能とのこと。36枚撮りのフィルム入れてしまったので、チャッチャと撮り切ってボタン電池を交換したく思います。ちなみに取扱説明書によると、オートデートの設定で2019年まで表示出来るそう。

2012年9月3日月曜日

第三回作曲家クラブ

なんとかまにおうた

土曜日深夜2時半~4時半でスタジオ行って、バッキングを流し込んでおいた小さいMTRの空きトラックに歌声を入れる。MTRは4トラックなので、ソングをふたつ分作っておいて、ソング1に3テイク分の歌、ソング2に3テイク分のコーラスを録音した。キーが低いけどギターを優先して録音済ませてしまったから今更どうにもならずそのまま歌う。

帰ったら録音した歌計6トラックぶんをSONARに流し込む。WAVファイルを読み込ませるとかではなく、文字通りMTRのラインアウトからオーディオインターフェイスにケーブル接続してDAWに流し込んで録音、各トラックの先頭に入れておいたクリックの波形を見ながらDAW上のオケとのタイミングを合わせる、というやり方。すんごいノイズ!

ヘタクソな歌の中からマシな部分たちを繋ぎ合わせてボーカルトラック、コーラストラック2トラックにまとめる。ほんで毎度お馴染みダブリング。この時点で余裕で朝に。イントロ、アウトロ、ソロが全く空白で残っている。イントロアウトロは大体毎度後回しにして発表当日の朝に手を付けることになるから、大体毎度酷く手抜きになってしまう。今回も然り。

で、もう11時回っていたので全15トラックの音量だとかエフェクトだとかを確認していって、書き出し~サウンドクラウドにアップロード。終わり!



そうそう、1番Bメロの歌詞が土曜の夜の時点で出来てなくて、神にも祈る思いでスタジオまでの時間を過ごしていたら、なんとか思い浮かんだ。毎度思うけど、こんな歌詞の書き方はバンドとか自分のライブで歌う曲だと恐ろしくて絶対出来ない。録音から1日経った今、推敲を重ねて書かれた歌詞と直前に書いた歌詞とが共存するこの歌を聴いて、自分自身どちらがどうとか特になくて驚く。案外こんなものなんか?

作曲家クラブ、メンバーそれぞれの力の入れどころがあって面白い。元々は曲作り(とくに歌詞)の遅い自分に何らかの刺激になったらええなと思って、友達を誘って始まった企画やから、自分の場合は動機のド真ん中に自分にとっての歌がある。今回のテーマにしても、自分が通ってないジャンルの音の中で何を歌うんか?みたいなところが大きくあった。ロックバンドがブルース進行の中で酒や女の事を歌う、なんてのは別にどうってことないんである。

「飛・び・た・い」これは深夜徘徊をオブラートに、アマニタ・パンセリナだとかを読み耽った真剣10代の頃の純粋な気持ちを歌にしたもの。こういう気持を恥ずかしがったり「イタいわ~」とか言いながらオトナになっちまって、そのくせ酒に酔っぱらってるこの世界そしておれに向けて歌イタい!あの気持ちウソやない!

次回のお題は「ビートルズのブラックバードっぽい曲」となりました。
ジャンルじゃないお題は初。一見具体的なようで、非常に難しい気がする。ブラックバードは昨日初めて聴いたけど、何をもってブラックバードっぽくしたらええのか?ワカラン。

2012年9月1日土曜日

第三回作曲家クラブ迫る

いま締め切り16時間前。こんなときにバイトなんである。

なす術ないので、現状をば

今回の曲にQY70ねじ込むの諦めた。パターン選んでコード進行入力して演奏させてみたものの、ダメダメな感じやった。少なくともプリセット使わずに打ち込めるようになってから曲に使うべきと判断。大英断。その判断が随分遅くなってしまって、実際にDAWを立ち上げたのが昨日の夜。いつもの感じやないか…。QY70がなんとかしてくれるってずっと思ってたなァ

結局四つ打ちのリズムだけQY70のプリセットから借りてきて、SONARに流し込んで2小節くらいのループにした。非道い!QY70殺し!フィルとかハンドクラップとかはZOOMの謎のリズムマシンから借りてきてループ素材に。

次にメインで鳴ってるエレキギターのカッティング。いつも通りギターで曲を作っていたから、その時に思い浮かんだフレーズをそのまま録音。サクサク進む。

次、ベース。超厄介。家にあるエレキベースはポジションによって音の大きさが全然違う。おまけに1弦はめちゃくちゃ音ちっちゃい。そして12フレットの弦高が1センチぐらいある。さらにオクターブ調整やってもやってもフレット押さえたら半音近くシャープする。あと勝手にペグが回って1曲持たずにチューニングが下がる。こんなじゃじゃ馬ですがちっとも可愛くないです。しかしながらQY70でのベース打ち込みを諦めたので、これを弾かねばなるまい。

開放弦を使わないと決めて、弦ごとにチューニングをずらしてそれぞれの調弦の落としどころを探る。ベース用のプリアンプとかシミュレーター持ってないので、ギター用PODに繋いでそれっぽい音を探す。フェンダー系のギターアンプにオートワウをかましたらそれっぽくなった。ベースライン考えたりしながら、ワンコーラス録ったら再びチューニングして。ベース録るだけでえらい時間掛かってしまった。

ここまででドラム関連の素材3トラック、ギターのカッティング1トラック、ベース1トラックの計5トラック。時刻は明け方、何回も繰り返して聞いてるから次第に良くなってきて(いつものアレや)寝る。

正午、目覚めるもディスコとは何であったかを考えないままに寝てしまったことを思い出して寝覚めが悪い。時間ない。事前リサーチでストリングスが多用されてた事を思い出し、マイクロコルグのプリセットを漁る。ずばりストリングスっていう名前の音があった。アカンアカンと思いつつも、焦りやらなんやらで取りあえずデフォルトの音から1オクターブ下げといたらバレへんか、と意味不明な小細工をする。思い浮かんだフレーズをササっと弾けたらええけど、鍵盤全く弾けないので、まずは曲に合わせてそつなく弾く練習から。また時間かかる。正直ストリングスは音楽的判断よりも、「ディスコにはストリングスが多用されてた」っていう言語的感覚で無理矢理取り入れたもの。フレーズのセンスもないから実にダサい。しょうがないねぇ。結局Bメロだけストリングス入れて他のとこはやめとく。Aメロにはウーリッツァーの音で軽やかな感じのバッキングを入れておいた。下手やのに音色だけでええ感じになる。

あとはソロ手前の導入部分でディストーションっぽいギターがR&Rの5度6度のリフを刻むという超画期的アイダアを録音する。自分がディスコ知らんだけで絶対誰かやってるでしょってくらいの秀逸なめぐり合い。

これにて大体のパートが出揃って、細かいとこいじったりしてたらバイトの時間に。

このあと

そう歌を録音していない。ていうか1番のBメロ部分の歌詞が出来てない。さっき大宮246の個人練を予約した。ちっこい4トラックMTRの4トラック目に、バッキングを流し込んで持って来ている。スタジオは26時半から。それまでに出来てないとハハハァーンて歌うことになってしまう。

帰ったら未着手のイントロとアウトロ。
あとソロ部分。もうエレキギターでええか。
明日陽が昇って元気ならボンゴとシェイカーを録音したい。
とにかく歌詞はよ!有線うっさいわ!

2012年8月29日水曜日

QY70

第一回グラム、第二回ブガルーときて、今回のお題は80'sディスコ。ディスコ行ったことないしクラブ音楽も全然聴かない。アウェーィ

メンバーの都合で、発表は9月2日となった。一日延びた!とはいえ締め切りまで一週間切ってる。

進捗具合は…
色々書いてるノートを見てみると、8月21日に着手していて、現在までに大体の曲の感じは出来つつある。けど、頭の中で鳴ってるあやふやな音と、ノートに書かれた歌詞とかアイデアがあるだけ。これから数日でこれらを音に直さなくちゃならない。大丈夫かね?

ひとまずディスコなので、ドラムは打ち込みか?という雑な把握でいるけど、打ち込みはほぼ未経験なんである。ベースもしっかりと聴こえるのが理想やけど、家のエレキベースはことごとく絶不調なので、こちらも打ち込みになってしまうんか、と何となく思っていた。そんな気分の先週木曜日、何故かバイト先にYAMAHA QY70という初代ゲームボーイみたいなシーケンサー(音源てんこ盛り)が転がっていたので、ダメもとで借りてみた。取説もアダプターもないし、ちょっと本体割れてるし、バックアップ用の内臓電池切れてるし、ほんまにダメもと。しかし未知の90年代のハード機材、狙っても出せない絶妙なダサさに若干ときめく。このときめきが消えるまでにある程度使えるようになりたい。

内臓電池交換はネット上に情報いっぱい上がってたので難なく交換できた。コンビニにも売ってるCR2032というボタン電池。取説もYAMAHAのサイトから無事ゲット。しかし情報量が膨大(音源リスト68ページ!、ベーシック編92ページ!!、リファレンス編181ページ!!!)過ぎて大変。ハードシーケンサー自体初めてやから斜め読みも出来んし。締め切り一週間前にこんなとこに時間費やして大丈夫なのか大丈夫じゃないのか。読みながら焦燥感募る。

以下QY70への理解と疑問を列挙す
●大きく分けてソングモードとパターンモードがある。これは間違いない

●ソングモードは実際に一曲通してイントロからアウトロまで、全パートに完璧に演奏させるのを目指すモード。のはず
●ソングモードにはパターントラック/コードトラック/テンポトラックという、楽曲制御の基本って感じの3トラックがまずあって、それとは別に、主にメロディパートを鳴らす為のシーケンストラックが16トラックある。多分合ってる
●パターントラックに数小節程度の断片(パターン)をお好きな順に配置することで、(特にリズム隊、和音楽器などの)まるまる一曲分のバッキング作成がラクラク出来る。はず
●コードトラックに作成する曲のコード進行を入力することで、コード面で曲の進行を司ってくれる。パターントラックへのコード進行の指示を出すトラックと考えられるので、音そのものは鳴らない。はず
●テンポトラックは、途中何小節目からテンポ落とすとか、そういう情報を入力して、曲中のテンポチェンジを司ってくれる。もちろん音は鳴らない。はず

●ソングモードに対置されるパターンモードで作成するのは、ソングモードのパターントラックに断片として並べる為の数小節のパターンのストックである。はず
●パターンモードには膨大な量のドラム、ベース、サックスやらフルートやら…のフレーズパターンがプリセットされていた。これも間違いない。
●ソングモードのパターントラックは、トラックとしては1トラックだが、パターン自体に8トラック分の音を鳴らすことが出来るので、シーケンストラック16トラックと合わせると、実質24トラックになる。はず。

ギモーン
●パターントラックのプリセットフレーズ聴いてて「使えるけどバスドラをシンコペにせないかん」みたいなパターンがあった時、「ほんじゃぁステップ録音ってやつでこいつを上書きしたらよい」と思っても「プリセットなので無理です」みたいなメッセージが出る。一部分直してほぼそのまんま使いたいフレーズやのにもったいない!ってことが起こる。
●で、「じゃあそのプリセットフレーズに使われてる音色使って全部手打ちしたらよい」と思っても、プリセットフレーズ名はあくまでフレーズ自体の名前であって、使われてる音色の名前が分からんので、アホほどある音色リストから耳だけを頼りに探すハメになって、面倒になってやめてしまう。
●パターンモード、ソングモード共にキーを設定出来るようになってるけど、例えばパターンモードでDキーで作ったパターンを、Cキー設定のソングモードに配置すると、移調してくれずガッチャガチャになってしまう。
●ソングモードのパターントラックに配置したフレーズは、ほんまにコードトラックに入力したコード進行に追従して鳴ってくれるのか。
●ラインアウトがステレオミニフォンしかない。

どれも取説熟読したら解決しそうな感じやし、帰ったらここらへん確かめたいけど、締め切り前にこんなんやってて大丈夫なんかな。

2012年8月6日月曜日

つづけ、なつやすみ

7月はとうに終わってしまった。前の日記からも半月経ってる。はやぁ

その間

ライブハウスで一人でやった 7月25日
ライブハウスとブッキングについて再び熟考せなあかんくらい人がおらん。観に来てくれたリーさん松ちゃんに感謝!あんなんノルマ満額払ってたら死んでしまうわ。でもやっぱり客席に知らん人が全然おらんって状況はイマイチ元気が出ない。商店街の七夕まつりでやった時の方が歌ってて断然気持ちよかった。見知らぬ人、別にライブハウス行かんような人に聴いてもらうのが相当気分ええのかも。あ、七夕まつり後日談。七夕まつりに来てた人が自分の歌を良かったと言ってくれていた。後日、会場だった自転車屋に、当日の写真を現像して持って来てくれたらしい。あの日歌を聴いてた誰かがイイネ!て思ってたって事が大概嬉しいですが、こんな風に自分に戻ってくることは滅多にないからほんまに嬉しい。こういうのを燃料にして生きたいんです。写真もありがとうございました。ああ直接聞きたかった。

バーベキュー行った 7月26日
桂川を渡る道路の温度表示も38℃越えの真夏日やったけど、橋の下は風が流れてて気持ちよかった。バーベキューとか全然せんから、意外な過ごし易さにびっくりした。そらみんなハマるわ。自転車の荷台にほぼ全てのBBQ用品を積んで炎天下を走るHRNさんは相当頼もしかった。昼前からずっとビールや発泡酒飲んでたけど、アルコールが汗になってヒューと風に流れていくみたいで嫌な酔っ払い方せんかった。酔ったみんなも面白かった。

サポートのリハはじまった 7月26日
友達?いやバイト先のセンパイ?が秋口にワンマンライブやる。自分なら日和ってしまうような内容。サポートといえどそろそろ本気出さなヤバいんちゃうかと思い始めている。演奏する曲も、自分の手が届く範囲をはみ出してるから、どうやってねじ伏せたらええのんか。もっとどうでもいいことまでみんなで喋ったほうがええ気がしてきた。バンマスは今映画の撮影でトーキョーに行ってしまっている。

和歌山へ 7月29日
名古屋帰りの友達に拾ってもらって、夜道をぶっ飛ばして友達の地元和歌山へ。明け方到着、昼前に起きて和歌山のええ所をあちこち連れ回してもらう。南へ下る国道42号線とか岬へ向かう細い山道を走りながら、友達はこの8月に出す全国流通の初めてのアルバムをカーステレオで聴かせてくれた。めっちゃ良かった。どの曲も日本語のロックンロール、それでいて馬鹿っぽい紋切り型には陥ってなくて、ブルース進行にかまけた曲とかひとつもなかった。ルースターズのファーストとかにあるような、どこで切ってもルースターズのファーストや、っていうまとまり感を見事に捕まえていると思う。ナイスディレクション!しかもコレ全部自分らでやったんやからほんまにすごい。バンドをやる意味はこういう感じを出せるか否かってところやと思う。リピートで再生しながら和歌浦のバグースへ。ほんまにほんまにええところ。岬の山道から、旅館の脇を下る細い階段(真夏の抜け道!)がそのまま海につながっていて、浜辺に着いて振り返ると旅館の1階(あるいは地下3階?)部分が開けっぴろげなカフェになっている。その日はイベントをやっていて、砂浜にも椅子やテーブルを出してくつろいでいた。夕暮れの和歌浦と遠くの街灯りと海風と音楽と大きな月とコーラと潮騒と…。感激し過ぎて帰りたくなくなってしまった自分はコーラの空き瓶に和歌浦の砂をギッチリ詰めて持って帰ってしまった。夏の間にもう一度行けたらええなー。

この階段を下ると

完璧な夕方


作曲家クラブ再始動した 7月31日
会長のリターンズで再開。お題は80'sディスコ。締切りは夏休みの宿題にちなんで8/31。発表は9月1日。今度こそ早期着手を。

友達がフジロック出てた 7月末
なんとなく毛嫌い(こういうの多い)してたフジロックフェスティバルに、大学時代の友達のバンドが出た。ルーキーアゴーゴーというステージで、音源とプロフィール写真のみを材料に、毎年すんごい数のバンドが応募するらしい。去年10インチ出した時も、やりよったー!と思ったけど、相変わらず飛ばしている。すげぇ。西院フェス初日の夜に一緒にお酒飲んで色々話聞かせてくれた。いままでは観たいバンドちっとも出てへんのに入場料何万も払えるかボケぇ!と思ってたけど、遠くで音鳴ってる原っぱでゴロゴロしたりすんの楽しそう。近場でそういうの、もっとチープなやつやってないんかな。

西院フェス観に行った 8月5日
二日目の春日神社に奇妙礼太郎とか、ふちがみとふなとが出演するので観に行った。神社の裏口で涼んでる時にふちがみとふなとが始まって、小学校のフェンス越しに聴こえては空に消えてく歌が良かったのでしばらくそのまま座っていた。こういう野外ライブも音楽聴取のひとつのあり方に過ぎないと頭では分かっているものの、ライブハウスって閉じた寂しい場所やんなぁとか思い出してしまう。ライブハウスにしかない良さも知ってるはずやけど。そのどっちもでピカーンと光る歌や歌い手は最高やと思う。日が暮れかけて観た奇妙礼太郎もめちゃ良かった。タンバリアって曲とか、音源と違ってエレキでR&Rのリフを前面に押し出してテンポ上げてた。音源そのままでも全然バカウケしそうなロケーションやのに、かっこいい。

とはいえこういうお祭、特にメイン会場ともなるとそこで鳴らされる音楽は公約数の大きいものになるんかな、と全体を見て思った。なるべく大勢の人が楽しくなれる音楽。なるべく大勢の人が踊れる音楽。陽気で、難解でなくて、人畜無害で…。ニューオリンズっぽいジャズ、ジャグバンド、ブルースとかファンクとか、3コードあるいは一定のコード循環の反復、英詞で歌われる曲も少なくなかった。まわり見渡してもみんな楽しそうに踊ってる。自分もそういうの大好物、なんやけど、それ以上にへそ曲がりなんか?でっかい教室に放り込まれたような気分にもなったりした。おれ窓際の劣等生イェー。イヤなら帰ればー、みたいな短絡思考はいかんいかん。最高の中に最低があったり、最低の中に最高があったりするから。自分だって大音量で鳴ってる音楽を楽しみながらこんなこと考えてたわけやし。

2012年7月16日月曜日

週末散財記

この週末は楽しかった。

土曜の夜、みなみ会館でオールナイト映画!富田克也という監督の映画4本立!
前からずっと気になってた「国道20号線」がついに観られるってことで意気込んで行った。富田克也という監督のことも、空族のことも知らないし、おまけに20号線は一番最後、3時40分からの上映だったから、しんどくなったりせんか心配してたけど、どっこい一本目から面白くて眠たいどころじゃなくなった。ひとりで行ったけど、終わってから誰かと喋っておきたかった。

一本目冒頭、現場仕事の昼休みの中華屋で互いに自己紹介し合う場面での役者さんの面構えがかっこよくって、そのすぐ後の「サウダーヂ」ってタイトルの出し方もよくて、すぐに映画の中に飛ばされた。
2010年くらい?の甲府を舞台に三時間の間、不景気、派遣労働、移民労働者とその二世、郊外化、大麻、マルチ商売とか、あれやこれやのエピソードが微妙にかぶさって混ざりながら映画は進む。 「終わってるわ~↓でも希望は捨てないわ~↑」みたいな話じゃないのがなんだか気持ち良かった。確実にやばいものが映っていたなぁと思う。たぶん劇中の人たちには、映画として外側から観た自分が受けたような、衝撃的なまでの「終わってる」実感はなく、上に書いたようなあれこれが少しずつ確実に自分のまわりを蝕んでるかもしれないことにうっすら気付きながらも、その場しのぎのしょっぱい娯楽快楽で窮屈な欲望を満たして暮らしている。普段実感されない「終わってる」感は、ある日、誰かの勤め先の建設会社が潰れてしまったり、誰かが生まれた国へ帰ることになったり、誰かが傷害事件を起こしたり、結局は個人の出来事に還元されてしまうような、新聞の隅っこにも載らんくらいの、小さな事件としてちょろっと顔を出すだけ。観客視点ではこの町でそれらが全部繋がってるのが目に見えるけど、劇中でひとつの構造の内側に取り込まれてしまった登場人物たちにとって、自分以外の誰かに起こる出来事は無関係な他人事。むしろ映画だったからこそ、主要な登場人物を介してそれぞれの連なりが目に見えたのかもと思う。いま自分は何の内側に居て、どんな感じに終わっていってるんやろ。

残りの3本を観て分かったけど、役者さんたちの多くは他の空族の映画にも出演している。普段あまり映画観んけど、例えば「愛しのタチアナ」のヒゲのおじさんを別のカウリスマキ映画で再び見かけるような楽しさがあった。「雲の上」でのシラス君のちょっと足りないチンピラの感じとか、めちゃくちゃ良かった。おまけに20号線のエンディングのすんごい曲、LFBというグループでギターを弾いてるのもシラス君に同じく鷹野毅という人だった。何の事前情報も得ずに映画館に行ったけど、空族周辺の人たちすげぇ。全部山梨。
そういえばサウダーヂでラッパー役だった田我流もめちゃかっこよかった。いい顔。墓場のDiggerが流れるシーンでちょっとニヤっとした。こういう細かいところ、たまたま自分が気付いた些細な演出によって、この映画絶対イケてるわ、ってなったりする。今思うとサウダーヂも20号線も雲の上も、そういうのが沢山散りばめられてた。サウダーヂ、建設会社が潰れると聞いた後にセイジがロープを片付ける(シュルルっと腕に巻きつけて輪を作る)動作とか、水パイプ吸ってる時の会話とか。20号線だと、主人公の同棲相手がカラオケでアムロの曲を歌う(2007年にキャンユーセレブレイトを本気で歌うやるせなさ)時のマイクの上げ下げの動作(めっちゃおもろい、そしてそれを曲終りまでガッツリ見せられる)とか。思い出せないだけでこういう現実感があっちこっちに埋め込まれてた。

20号線はサウダージよりももっとクサクサした感じだった。こちらも地方都市を舞台にしてるけど、主人公はシンナー中毒やったり、金借りまくってたり、あらかじめ結構ギリギリな感じで、Vシネマを見るような、ちょっと別の世界の絵空事みたいな感じがあった。サウダーヂの開けた感じ(登場人物のあり方の多様さ)を観た後だったからかもしれんけど、ロードサイドの均質性とか、そこですべて完結出来てしまう人生の空しさとか、痛々しい部分がより強調されているような気がした。国道沿いに見慣れたドンキとパチンコ屋と消費者金融を結んだ内側にあんな人生があったりもする、っていう薄ら寒さが確かにあった。

あまり映画館に足を運ばない自分がバイト終わりに徹夜で4本の映画を観る、という奇妙な体験の所為もあって感想もままならないけど、すごい夜だった。 サウダーヂは何回も観たい。

日曜、豪雨の去った明け方の町をチャリで走って帰って昼まで寝て、夕方からは知人のバンドの結成1周年イベント。4組の出演者全て観たことがあって、どれも見応えのある人たちだから、私のフジロック、くらいの気持ちで観に行った。 お客さんも沢山入って、祝!ってムードあふれる良いライブだった。やはり何かを観に行く、誰かと言葉を交わすっていうのは頭の中を掻き混ぜてくれるから本当に良いなと思う。