2012年2月6日月曜日

追放の歌

今までずーっとエレキバンドでギターを弾くばかりで歌うなんてとてもじゃなかったけど、去年の5月くらいから自分のバンドをやり始めてギターボーカルの人になって、今回初めて弾き語りの誘いをもらった次第。ちなみに自分は歌声が致命的にダサい。

また、自作曲も致命的に少ないので誰かの歌もやりたいなと思ってて、昨日まで何も思いつかなかった(好きな曲はたくさんあるのにね)けど、今朝ふと「追放の歌」を歌いたいと思った次第。
これ1969年の曲やけど、2012年NOW、仲間外れのみなさんそして自分のことを歌ってる、って心から思えるすごい曲です。


この曲然り、自分の好きな曲ってサビらしいサビがないものが多い。もちろん例外はアホほどあるけど。<Aメロ→Bメロ→サビ>みたいな構成が支配的なポップスの中で、Aメロ(というか1番)の中に全てが入ってて<1番→2番→3番…→n番>って感じで終わる曲は一際まぶしく見える。Aメロはサビの従属物ではない、と思う。

たぶんブルースが根っこにあるロックンロールって、ブルース進行の12小節に言いたいことを詰め込んで3番まで歌ってジャーンで終わる美学みたいなのがあるんやと思う。ブルースちっとも聴きまへんけど。そういうロックンロールが好きやったから、1番(2番、3番…、n番)のそれぞれひとまとまりに「曲そのもの」が還元されるような曲が美しく思えるんかも。
サビのために薄まったAメロBメロでどうでもええこと言うくらいなら、とびきりのスリーコードで12小節を3回駆け抜ける方が名曲、たぶん。

明日、そんな自作曲と追放の歌を歌いに行きます。

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