今日の昼間は練習時間殆ど使ってバンド会議を。
いままで全員に共有されてなかったこととか、おざなりにしてきた色々なことが蓄積してバンドが危機的状況になってた。3日前の自分はそんなことも知らんと演奏してたんやな。
バンド最大の目的は音楽にあるはず。でも実際に始めると、音楽を鳴らすためにやらなきゃならん事がたくさん出てくる。スタジオとか練習場所のコマ取り、メンバー全員の予定合わせだとか、ライブハウスにデモテープを持っていくだとか、ライブにお客さんを呼ばなきゃならんだとか、こんなん以外にも多分いっぱいある。それらは行動に移して初めて、具体的な面倒臭さや大変さを伴ってわかるようになる。
で、ずっとメンバーの一人がそんなあれやこれやをやってくれてて、それは彼自身の意思でやってるって言ってた。面倒臭さを伴う作業を彼に背負わしてることに対して、自分は気にもとめず、「うーっす、了解ー」みたいな感じで返事してた。そこまでは別に彼の中で大した問題ではなかったみたい。ただ、彼は彼なりのバンド観に基づくモチベーションから気分を奮い立たせて、ライブハウスとのやりとりとか一連の実務をこなしていて、そういう機微に無頓着な自分は無意識に彼の力を削ぐような発言をしてしまくってたらしい。それは単に面倒な実務がイヤんなるってことだけじゃなくて、何かをやるぞって気分でいたい時に、水を差すような発言ばっかりしてる奴が嫌、萎える。それでもうバンドやっててもしょうもない、って。
「思うこと」と「言うこと」には、0と1くらいの、(1の差じゃなく)無か有か、という圧倒的な違いがある。「言う」って一体どういうことか?人が他者に何かを「言う」ってとき、当人の意識するしないにかかわらず、その言葉がもたらす影響や変動を欲しているんやと思う。たぶん。でなきゃ「思う」ことを「言う」必要がどこにある?
自分は思ったことを言ってるだけや、って態度でいたけど、それを聞く他者が存在した以上(そしてその他者に向けてこそ発言していた以上)、きっと上に書いたような、言葉が持つ力を本当は知りながらに知らないふりして、無邪気に自分に気持ちのいい答えを相手に求めていたんやな、と思った。
だからもう何も言わない
ではなく、言うべきことを言う。
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