2012年3月14日水曜日

石ころすとーんず

三連勤初日。ゆうべの総括

磔磔、昔っから憧れていた場所なので緊張する。ファンダンゴに同じ。で、問題はファンダンゴの時に自覚した、当日の外的諸要因をどう演奏に反映させるか(あるいはさせないか)ってとこ。その夜その場所に会する共演者、来場者、演奏者自身それぞれに色々な365日がある。共演者めっちゃ怖いかもしれんし、お客さんは別の誰かを観に来た人だらけかもしれんし、自分は風邪引いてたりするのかもしれない(ちなみに対バンの人全然怖くなかったしお客さん6人も来てくれたし自分は元気です)。とにかく当日になってから、うわ、うわうわ、と思うようなことって次から次から出てきて、そのネガティブな要因全部をぶっ飛ばせる心は今の自分にはないし、当日起こり得るネガティブな要因なんて考え始めたらキリがない。むしろそんなん「ありき」と捉えて、それでも、自分たちの演奏が持ち得るポジティブな可能性全部がマイナスされてもなお残る、石ころみたいなものがどれだけいけてるかってところが大事なんちゃうかね。

で、ゆうべの石ころは?
これ、決して観ることの出来ない自分たちの演奏が他者にどう映ったのかを自ら語る、ていう二重に破綻した問いやな。演奏中のおぼろげな記憶や終演後の会話に手掛かりを求めるなら、もうちょいいけたんちゃうかって思ってしまう。演奏中はギターの音がバリっとしてること、新曲での演奏が振り切れなかったことなんかが気になった。そしてそれらは音作りとか練習での試行錯誤とか、演奏前日までのセッティング次第で排除できたもの。思えば拾得の夜なんかは、それらの要因が一切排除された上に、共演者や来場者に励まされることで起こった夜だった。終演後話を聞くと、それでも歌詞はばっちり届いていて出音も良かったとのこと。もちろん顔見知りの声やから額面通りに受け取ったらあかんけど。少なくとも半年前に同じ状況に置かれたら最低限の石ころも見せられず終わったと思う。もっとマシにやれるんちゃうかな。


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