2012年3月15日木曜日

第一回作曲家クラブ迫る

やっばい。バイト先の先輩と企てた月例企画、作曲家同盟の第一回品評会が次の日曜やった。月一回お題と締切り日を設け、各個人曲作りから録音までの完パケを目指す、というもの。音楽を志しながら曲作りの遅さを嘆いていた自分と、同じく音楽を志すバイト先の先輩とで昨年末に話が盛り上がり、もうひとりの友達(バイト先の元同僚)にも声を掛け、いよいよ第一回の締切りが明々後日3月18日の日曜日なんである。

なんもやってないと気付いたのが今日の14時。マズすぎる。こういうのはミニコミとかと一緒で、友達とわいわい企画して1~2回やって自然消滅っていうのが一番痛い。てか自然消滅どころか一回目やんか。今回のお題は「グラム」。近すぎる。前のバンドのテーマはグラム化したストーンズにカントリーの風を吹き込む(適当言うてるけどだいたい合ってる)みたいなとこやったから絶妙に着手し辛いなぁとか、とにかく後まわし後まわしにしてる間に今日の14時になってしまった。

棄権(=企画おじゃん)だけは避けねばならんので、でっち上げでもなんでもよいのでギターを弾き曲を考える。同時に歌詞も。ドールズのジョニサンっぽいイントロ、ストゥージズっぽいAメロに決める。イントロがべらぼうにかっこええので、その進行に歌を乗せてBメロかCメロにすることに決める。歌詞もでっち上げなあかんので、(真面目に)曲名を「おかまのロックンロールバンド」に決める。なんか地方都市の自主盤に入ってそうな感じ。これ入ってたらアタリやけど。映画のヘドウィグみたいなほんまもんの越境性まで歌詞に入れられたら良いけど、たぶん間に合わへん。

そうこうしてるうちにバイトの時間が迫り、構成も考えてないので録音には全く手を付けないまま家を出る。自ずと宅録がメインになりそうなこの企画、打楽器は打ち込みになるんやろうけど、音源持ってないし今からフリー素材漁る根性もない。どうしよう。グラムの曲でドラムがないって結構致命的や。どうしよう。ベースも持ってへん。どうしよう。とにかくやるっかない。


この企画、お題(今回は音楽ジャンル)がランダムに設定されるので、それが自分の経由してきた音楽ジャンルとは限らない。それが自分からどんなに遠かろうとも、ユーチューブなりレコ屋の視聴なりを駆使して、その音のエッセンスを解釈し抽出し、曲を作り録音しなくちゃならない。当然出来上がりはとんでもなくオブスキュアな1曲になるに違いないけど、きっと今までの自分の手癖では絶対に使わないメロディーやリズム、楽器、録音方法を試すことになるはず。あと、これまで1曲を何ヶ月間もこねくり回して、自己満足した時点でようやく完成って感じだった自分にとって、締切りまでに絶対仕上げるっていう作り方はまるで未経験。いまバンドで歌ってる数少ない自作曲みたいに、何回も歌える強度のある曲がいきなり生まれるとは全然考えてないし、ここで作った曲をバンドに持ち込むなんてことも早々ないと思う。でも、ここで使うことになる作曲の思考回路はバンドの曲作りにも影響すると思うし、ちょっとの発想転換でもうちょいマシに曲が作れるんじゃないかっていつも思ってたから、楽しみ。


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